講演内容
犬の尿失禁は、泌尿器疾患や神経疾患など多様な背景をもつ症候であり、日常診療でもしばしば遭遇します。
「尿が漏れる」「トイレを失敗する」「おしっこの回数が多い」「出にくそうにしている」など、飼い主からの訴え方もさまざまで、どこから整理して考えるべきか迷うことはないでしょうか。
本セミナーでは、ACVIM(米国獣医内科学会)がまとめた最新のコンセンサスステートメントをもとに、尿失禁を蓄尿障害型と排尿障害型に分けて理解し、診断・管理の考え方を体系的に整理します。
一次診療で実践できる診断のステップ、薬物治療の選択と評価、難治例への対応などを中心に、臨床現場で使える“判断の軸”を身につけていただける内容にしようと考えています。