講演内容
大動脈、門脈、肺動脈などに血栓症が起きると、これまでとはまったく違う臨床徴候が発生し、急に生命に関わる状況に陥ることがあります。
血栓の描出には超音波検査と造影CT検査が威力を発揮しますが、ここでは血液検査における血栓マーカーとしてThrombin-antithrombin complex (TAT)とD-dimerの有用性を紹介いたします。
治療に関してはAmerican College of Veterinary Emergency and Critical Care (ACVECC)のコンセンサス(2019)が公表されて、抗血栓薬の新しい臨床応用が始まっています。
このレクチャーでは、ADP受容体阻害薬(クロピドグレルなど)と直接経口抗凝固薬(リバーロキサバンなど)を中心として、その臨床応用を解説いたします。
セミナー概要
| 見逃し配信 | 永続的に視聴可 |
| 講師 | 辻本 元 先生 日本動物高度医療センター・血液内科 |
| 参加費 | 3000円(税込) |
