細胞が採れなきゃ始まらない! 知って得をする生検法のコツとツボ(ベーシック・テクニック編)2022

VETSCOPE

有料

2022/6/28

講演内容

今回のレクチャーは、まだまだ伸びしろばっかりの人が多い、各種生検法(ベーシック編)のお話しです。

日本で(世界でも?)最も数を見ている臨床病理医の話。「診断もコメントも可能なクオリティーがまずまずの細胞診標本は、提出された標本の約1/4。診断かコメントかのいずれかが可能な標本は約1/2。残りの1/4は診断もコメントも困難」...

体表腫瘤の針生検で十分なサンプルがとれなくても、組織生検で診断まで導くことは可能かもしれません。でも、体腔内腫瘤に対する超音波ガイド下針生検はいかがでしょう? 出血が怖くて、体腔内の針生検はちょっと... 気持ちは分かります。でも、腹腔内腫瘤が細胞診でリンパ腫と診断できるのであれば、既に病気で弱っているにゃんこの開腹が避けられるかも?

生検は一見簡単そうですが、とても奥が深い手技です。「取ればいいんでしょ」という感覚ですと、診断できているとしても及第点か、細胞診診断医がムリして診断しているかもしれません。でも、そもそも生検法をきちんと教わったことがない? どんなサンプルがよいサンプルなのかよく分からない? ご安心下さい。本レクチャーでは、生検法に関する各種手技の紹介のほか、失敗しにくい生検法の考え方、うまくサンプルが採材できなかった時のトラブルシューティング、各種生検法のコツやツボ、細胞診診断医や病理医の本音などについて、各種動画をふんだんに活用して解説いたします。ベーシック編では、一般的な針生検、画像ガイド下針生検、ツル・カット生検、パンチ生検などを中心にスーパーライブでお届け致します。

ちなみに下記はツル・カット生検で採材されたサンプルの写真。同じ勤務医が、同じ腫瘤に対し、自己流で採材したサンプル(右)とちょっとしたコツを伝えた後のサンプル(左)。
組織のプリプリ感が異なります。プリプリしたサンプルが数本あれば、ツル・カット生検でも、病理の先生はきっと満足してくれることでしょう。

収益の一部がCat Ribbonに寄付されます

セミナー概要

見逃し配信 永続的に視聴可
講師 小林 哲也 先生
米国獣医内科学専門医(腫瘍学)、日本小動物がんセンター センター長
参加費 3000円(税込)

領収書発行

領収書は、サイトの一番右上にございます「メニュー」より「WEBセミナー購入履歴」をご選択ください。

購入する