講演内容
2歳以上の犬と猫で最も罹患率の高い疾患が歯周炎と言われています。
歯周炎は、臨床獣医師が検査器具や口腔内X線検査により診断する疾患で、様々な病態がみられます。
臨床獣医師が遭遇しやすい病態や症例、犬と猫の歯周炎の病態の違いについてもお話します。
歯周炎でこんなことになるというような症例も‥‥
犬と猫の歯周炎の病態発生〜進行、ハミガキを含む基本的歯周治療について Part2、犬と猫の歯周炎の病態発生〜進行、ハミガキを含む基本的歯周治療について Part3とあわせてご覧ください。
奥田の言い訳
歯周炎に第1回講義をご視聴していただいてありがとうございます。
発生や組織の説明をしながら、講義をするとどうしても長くなります。退屈とも思われるかもしれませんが、その基本的な話がベースとなって治療法に反映されますので、少々退屈かもしれませんが、ご理解いただけると嬉しいです。
また、歯周炎の治療については、いろいろありますが、まず、私の、顎顔面部及び口腔内の治療に関するスタンスは、動物のQOLを上げることです。最後まで、食事ができていることです。口腔の役割、咬合、歯列、顎運動は、動物によって全く異なりますので、必ずしも、人歯学の診断や治療が最適とは考えていません。これも、少々解剖学的知識を踏まえながら、ご説明にあたるつもりです。
歯周炎治療(予防ばかりでなく)の基本は歯磨きですが、動物の行動学的特性を考えると、”歯みがき”は一筋縄ではいきません。飼い主さんの飼育法にも大きく左右されます。行動学を勉強されている先生やトレーナーさんからの情報を加えながら、ご説明にあたりたいと考えています。
掲載しているハンドアウトは、Part1〜Part3まで共通です。
セミナー概要
| 見逃し配信 | 永続的に視聴可 |
| 講師 | 奥田 綾子 先生 獣医師、歯学博士 米国獣医歯科口腔外科外科認定専門医 獣医歯科口腔外科専門病院Vettec Dentistry 院長 |
| 参加費 | 3000円(税込) |
