ご挨拶
12月の八臨研では、消化器疾患の第一線で多くの研究と臨床教育に携わる大森啓太郎先生をお迎えし、「下痢・嘔吐に対する診療アプローチ:見逃さない診断と治療の実践」をテーマに講義していただきます。
下痢・嘔吐は日常診療で最も遭遇する症状のひとつですが、その背景には感染症、炎症性疾患、膵疾患、腫瘍、代謝性疾患など多岐にわたる原因が潜むため、「どこまで調べるべきか」「どのタイミングで治療へ踏み切るか」の判断が獣医師の悩みどころでもあります。
本セミナーでは、
- 見落としがちな“危険なサイン”
- 迅速な鑑別に役立つ検査の組み立て方
- 病態から逆算した治療戦略の立て方
- 若手が迷いやすいケースでの判断ポイント
などを、研究と臨床の両面からわかりやすく解説いただきます。
特に、救急現場での豊富な経験をもとに、「重症例をどう初期対応するか」「追加検査の優先順位」といった実践的な視点を深堀りいただける内容となっています。
今月はこのような先生方におすすめします:
- 下痢・嘔吐症例の診断アプローチを体系的に整理したい方
- 検査の“深さ”と“引き際”の判断に自信をつけたい方
- 治療効果が出ない患者の見直しポイントを学びたい方
- 若手への指導や院内基準づくりの参考にしたい方
ライブセミナーですので質疑応答も予定しており、「明日の診療からすぐ使える」思考とスキルが身につく2時間です。
見逃し配信もございますので、ぜひご都合に合わせてご参加ください。
「何気ない症状の裏に隠れた疾患を見逃さない」そんな診断力を磨く時間を、どうぞお見逃しなく。
事務局:ノア動物病院 林文明
セミナー概要
- ライブ配信:12月11日(木)20時00分~22時10分
- 見逃し配信:12月13日(土)~12月19日(金)
- タイトル:下痢・嘔吐に対する診療アプローチ:見逃さない診断と治療の実践
- 講師:大森 啓太郎 先生(東京農工大学小金井動物救急医療センター 教授)
- 参加費:2,000円
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大森 啓太郎 先生(東京農工大学小金井動物救急医療センター 教授)
・2002年 日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
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